サスのチューニング術  リーフ編

最近、ほとんど毎日のように、質問が

モット足を伸ばしたい、伸びる足はないのか、、、

伸ばしたい、伸ばしたい、伸ばしたい。。。。

そこでサラッと簡単にですけどお答えします





初級編

足を伸ばす。言い換えればボディからタイヤが離れること

車体を基準に考えると、

1、    ロングシャックルでバネの取り付け位置を下げる

2、    反りの強いバネを付ける

板バネは自由長(全長)が長いほど反りが強くなるので

2より3、3より4インチの方が有利

ちょっと乱暴でけど、
伸ばすだけならバネの硬さなんて関係ない、
長さが全て







シャックルストッパーをかわして伸びる

ブーメランシャックルがおすすめ

プラスウレタンシートで捩れる





中級編

ところが、どっこいサスは縮まないとダメ とゆうよりコッチがキモ。

右足が伸びって、左が縮んで、車体が地面に平行、これが理想

リーフは縮側では反った板が真っ直ぐに伸びてスパン(ピンtoピン)の

距離が広がります。これはシャックルが振れることで解決しています

サスに見合うシャックルの振り幅が大事

ノーマルサスにはノーマルシャックルのサイズが

リフトサスにはロングシャックルが有利です

縮側ではバネは柔らかい方がよく動きます が、、しかし

ジムニーのリーフ車は貨物車なので、安全率(公認に必要)を出す為に

かなり丈夫に出来ています

つまり空荷の時にはオーバークオリティ、悪く言えば硬すぎ。。

そこでちょっと工夫

1 ヘルパー3枚目4枚目の板を短く切ってバネレートダウン

お勧めはセンターボルトよりシャックル側を短くしてセンシティブに

ジャダー防止の為ピボット側はそのままがいいです。。

1枚抜くのは安全率が落ちるので御法度。




上級編

伸びて縮んだら今度は捻ろう

サスやシャックルを変形させることでより動きます

その1  ウレタンシャックルがGOOD。
バネをウレタンシートで挟むのでよりシャックルが変形します

その2   マジックシム、

板の間に隙間を作ることでバネがよじれやすくなります


裏技で板を束ねているバンドを広げるとかもアリ

基本、バネは

丈夫 ― 硬い ― 動きが悪い    良く動く ― やわらかい −弱い

の公式となります

く動くけど丈夫、この正反対のものを各メーカーさんの努力と研究で日々進化しています

コイルと違い板バネは足し算引き算の世界に近いので、個人のセッティングが可能

自分なりの工夫でいくらでも良くなるのでガンバってください

こうゆうことが出来るのがジムニーの楽しいところ。。。

安全第一でこまめにメンテしてあげてください

サスペンションはトータルセッティングで小さなことの積み重ねでグッとよくなります

ちなみに、当社の3インチリーフにモンローだとショックよりサスの方が伸びるので損、

オリジナルショックだとリアで15mm位は余分に伸びます

それとリーフスプリングは新品の下ろしたては少々硬いです

なじんで来るまで走りたおしてください


ディ−プなマニアの方が見れば、いろいろ反論も有りましょうが

聞く気はないのでそっと胸にしまっておいてください

そのうちコイルもやります



フェンダーをこするのでこれが限界








走り屋には曲がりに強い
オールミリタリーラップを


意外といいマジックシム
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