雪道の走行に最適な車の条件

車で雪道を走行している時、思わぬハプニングに巻き込まれたことはありませんか？
降雪地域では、突然の吹雪や豪雪に見舞われることが多く、車が立ち往生している姿をよく見かけます。そんな雪道の走行に最適な車の条件とは、一体どんなものがあるのでしょうか。

雪道では、最低地上高が高いほうが適しています。一般的に乗用車は150mm程度であるのに対し、SUV車は160mm〜200mm程度と高めです。地面から車体底までの距離が高くなるほど、走破性は高まり、雪道に適した車となります。日本は除雪作業が行き届いている地域が多いため、最低地上高について意識している方は少ないかもしれませんが、わずかな高さの差が雪道を走る上で大きな違いを生み出すこともあります。最低地上高を確保することが雪道を安全に走行するための必要条件です。

雪道では、車の重量が軽いほうが適しています。例えば、重量のある車でドライ路面やウエット路面を運転する時、強力なブレーキとハイグリップタイヤがあると十分な制動力を得ることができます。
しかし、雪道の滑りやすい路面に関しては、強力なブレーキとハイグリップタイヤはほぼ役に立たないことが多く、一旦滑ると慣性の影響によって停止距離が伸びてしまうため止まりにくいです。
さらに雪道のカーブとなると、ブレーキの操作ミスやわずかなオーバースピードが、スピンやコースアウトを招く恐れもあるので、重量のある車ほど危険性が高くなります。
それに対し車の重量が軽いと、コーナリング時にかかる遠心力が小さいため、安全に通過することができます。雪道を安全に走るためにも、車の重量は重すぎないことが条件です。

雪道の走行に適した車と言えば、ジムニーがおすすめです。ジムニーはスイッチ一つで4WD・2WD・4WD-Lの切り替えが可能です。年式によって切り替え方が異なる場合もありますが、雪道に関してはかなりのパフォーマンスが期待できます。また、コンパクトなサイズですが、大きなホイールによって地上高が確保されているため、悪路の雪道にも最適です。

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